アラフォーの備忘録

ソフトウエアエンジニアの転職、自動二輪AT

転職を考えた理由(やりがいの話)

次にやりがいの話。

 

前の記事で「新しい技術をしたい」というニュアンスの話を書いた。

その気持ちは本当だけど、何も新しい技術しかやりたくないわけではない。

例えば自分の工夫で生産性を向上させたり、品質を向上させたり。

それに何より、自分が作ったものが世に出たり、使ってくれる人が喜んでくれたり。

そういう体験があれば、古い技術しか使えなくても、やりがいというのはついてくる。

 

では何故、やりがいを持てなかったのか

 

一番大きいのは、ちょっと特殊な製品、プロジェクトだったからだと思う。

かなり実験的なところが多くあり、なかなか商品としてユーザーのところにいかなかった。

また、プロジェクトがだらだらと続き、バージョンアップを繰り返すことになり、キレが悪いプロジェクトだった。

そうすると、自分の中で区切りがつかず、次に新しい取り組みができない。

バージョンアップもいったん区切ってくれれば良いのだけど。

これはおそらくキックオフとクロージングのイベントが重要なのだろうと思う。

つまりはマネージメントの問題。

 

もうひとつは開発がユーザーから遠い。

遠いとユーザーがどうしたいか、いまいちわからない。

何に喜ぶかもわからない。もちろん想像はする。

そういう場合は、モチベーション・やりがいを上から与えていかないといけないと思う。

それは発注元(親会社)であったり、プロジェクトリーダー・マネージャーであったり、部長・課長であったりするのだろうと思う。

これが無いと、「なんでこのプロジェクトやってるんだっけ」という気持ちにどうしてもなる。

特にマイナーな分野や、売り上げ高がそこまで無い製品だとなおさら。

  • 「この素晴らしい技術を世に出したいんだ!」
  • 「この技術で世の中の課題を解決したいんだ!」 
  • 「これで大儲けできるぞ!」

っていうのが、名目上はあるんだけど、自分の腹に落ちなかった。

なんか惰性でやってない?って。

 

モチベーション・やりがいは自分で探す・作ることもできる。

自分も最初はいろいろあったんだけど、とあるプロジェクトでやってみたいことができたとき、何も無くなってしまった。

この「モチベーション・やりがいを与える」というのは今後の自分への戒めにもしたい。